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2009年12月15日

永崎醤油醸造場

 武生から白山に行く途中にその醤油の醸造場はあります。

 その名前は永崎醤油醸造場

 大正9年10月に操業した比較的若い(?)醤油屋さん。

 大東亜戦争がはじまると統制品として自由に造ることが出来なくなりましたが、戦争後昭和26年に再度造るようになりました。

 そんな歴史を持つ永崎醤油醸造場を訪れてきました。

 
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 玄関を入ると太い大黒柱と一枚板の帯戸が目に入ります。
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 永崎醤油醸造場さんの商品の醤油、味噌などです。
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 家の横にある醸造場も見学させてもらいました。
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 この樽で醤油を作っています。
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 樽の上は開放になっていて、覗くことが出来ました。
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 醤油菌でしょうか、液体の上には白い塊が見えます。


 一升瓶を洗う装置
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 醤油を詰める装置
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 私が子供のころは、醤油、味噌、酢、塩、砂糖が調味料でした。

 中でも味噌はみそ汁として毎日使っていましたし、醤油は漬物やちょっとした味付けに使っていました。

 それが今では消費量は以前の半分くらいに落ち込んでいるそうです。

 スーパーに行けば大手メーカーの醤油が並んでいますし、値段も大量生産だから安くなっています。

 また消費者の嗜好も変わってきているようです。

 こんな情勢の中、永崎醤油醸造場さんたち数軒の醤油屋さんが集まって福井県産の大豆、塩など福井県産だけの原料で醤油を作ろうという動きがあるようです。

 その時には、その様子などをお知らせしますので、お楽しみに。


 永崎醤油醸造場さんの醤油はスーパーなどに売られているので、見かけたらお買い求めください。

 丸松が商標です。

 
 永崎醤油醸造場さんの情報です。
 所在地 
 〒915-0885
  越前市大虫町19-3
 TEL:0778-22-4261
 FAX:0778-22-5461 


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2009年12月01日

とば屋酢店

 酒蔵味噌蔵は聞いたことがありますが、酢蔵はあまり聞いたことがありません。

 お酒は消費量も多いですし、味噌は毎日味噌汁で使うからこれもまた消費量が多いです。

 でもは毎日使うわけでもないし、飲むわけでもないので消費量はお酒や味噌と比べるとやはり少ないんでしょうね。

 でも、見つけました。酢蔵を(酢蔵って言うのかどうかわ分かりませんが・・・・・?)

 そのお店の名前は、とば屋酢店


 国道27号線を舞鶴に向かっていくと左手にあります。

 目立つ看板ですので自動車を運転していると嫌でも見えますから、気付かれている人は多いのではないでしょうか。

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 お店の玄関は国道に面していないので、ちょっと分かりにくいのですが、国道の反対側にあります。

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 酢蔵(?、と言うのかどうかは分かりませんが・・・・)って、酢の匂いがするんですね、当たり前ですけど。

 酒蔵味噌蔵の見学をした人はたくさんいると思うんですけれど、さすがに酢蔵はあまりいないんではないでしょうか。

 
 で、その酢を寝かせているところを見せてもらいました。

 昔ながらのつぼに入れて熟成させています。
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 この板の下に壺があります。

 壺はこんな風になっていて、液の上には白い幕が張っています。
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 この膜が酢酸菌が働いている証拠です。


 壺のほかにも大きなタンクで酢を作っていました。
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 ここにも酢酸菌の膜が見えます。


 このとば屋酢店さんは卸をしているそうですが、ここに来ればいろんな種類の酢の商品を手にすることが出来ます。

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 近くに来られた時にはちょっとお立ち寄りください。

 宝永七年(1710)操業から300年生きている酢酸菌で作られたお酢が手に入ります。


 お待ちしています。


 とば屋酢店さんの住所
 〒917-0232
 福井県小浜市東市場34-6-2
 TEL:0120-56-1514
 FAX:0120-56-1513
 URL:http://www.tobaya.com
メール:sales@tobaya.com


場所は
 



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2009年11月19日

柿黒

 時として自然は不思議な光景を見せてくれます。

 時として自然は感動を与えてくれます。

 時として自然は恐ろしさを見せつけてくれます。

 時として自然は人知を超えた模様を露わにします。


 柿黒


 柿の木の中で静かにその色、形を整え、人の目に触れることなく形成していき、その木が切られて初めて人のにその自然美を露わす。

 どうしてそのような模様が出来るのか、何も変わっていないのに、なぜその模様が一時期木の中に形成されるのか、それも柿の木だけに。

 また、すべての柿の木にあらわれるのではなく、一部の柿の木だけに・・・・?

 
 そんな自然の模様を生かした作品を見つけました。

 衝立(下の板に柿黒が使われています)
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 文入れ
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 衝立
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 このようにまだらになった柿黒は本当に珍しいそうです。


 自然が作る不思議な文様

 まだそのメカニズムは分かっていないようで、柿の木を切ってはじめてその姿を見ることが出来ます。

 そしてその色は墨のように真黒で、柿黒の製品を集めているコレクターもいるようです。

 あなたもその目で確かめてみませんか?


 大野市の七間通りにある「もっこ」にその柿黒は置いてあります。

 朝市に出かけた時にでもお立ち寄りください。


 お待ちしています。



posted by 福井 県人(フクイ ケント) at 03:39| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 特産品(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月16日

金魚(黄尾頭黄金)

 子供が小さい頃、ペットとして金魚をかったことがあります。

 飼ったと行っても、金魚やさんに行って選んで買ったんじゃなくて、夜店で金魚すくいをやって、そこですくった金魚を持ち帰って飼いました。

 普通は金魚すくいでもらった金魚はあまり長生きはしないそうなんですが、持ち帰った金魚は元気が良かったのか、強かったのかは分かりませんが知りませんが、その後何年も生きて、約30センチ以上に育ちました。

 金魚にはそんな記憶があります。


 壱の市に出かけたときに、金魚を出しているおじさんに出会いました。

 そのおじさんは武生に住んでいるそうなんですが、趣味で金魚を飼っていて、新しい種類の金魚を作り出したそうです。

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 それがこの金魚なんだそうですが、素人目には何処が新しいのか分かりません。
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 こちらも金魚です。
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 新しい金魚は、名前ととおり頭としっぽが黄色というのが特徴だそうだ。

 確かに黄色い!!


 普通の金魚は赤かったり黒かったりするものと思っていたんですが、この金魚は色が黄色。

 金魚好きの人にはたまらない種類かも知れませんね。


 そんな金魚のPRもかねて、子供達に金魚すくいのおもしろさを伝えていました。


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 一匹の金魚をねらって・・・・・・、
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 ねらって・・・・・、
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 金魚は逃げる・・・・、
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 はまりそうになりながらも・・・・・・、

 やっと捕まえた!!!!
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 他の子もお母さんと一緒に楽しんでいました。
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 金魚の産地は他の県のことだと思っていたんですが、この金魚が契機になって、福井県も産地に育ってくれればいいですね。

 そんな思いがこの小さな金魚をみていて感じました。

 






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2009年04月09日

天日干し(いとや提灯)

 3月の晴れたある日、三国町にある いとや提灯さんで提灯の天日干しがありました。

 提灯は外に出して使うものなので、雨にあたっても少しは大丈夫なように表面に油が塗ってあります。

 その油を乾かすために、天日干しをするんだそうです。

 そんな光景はめったに見られるものではないのですが、たまたま三国に行った時に見ることが出来ました。

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 天日干しをする時には、晴れた時をねらって提灯を干すんですが、数が多いためにその作業は大変なことと想像できます。

 雨が降ってこようものなら大変です。

 提灯が濡れないように一気に取り込まないといけないのですから。

 まさに時間との戦いです。

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 提灯は1日で乾くものではなく、何日もかけて乾かしていくそうで、干すときには風の強さも考慮に入れたり、鳥の落とし物にも気をつけなければいけないそうです。

 提灯の天日干し、これも三国港の風物詩かも知れません。

 運が良ければ、そんな光景に出会える街です。


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2009年03月03日

いとや提灯製造問屋

 歴史がある町を歩くと、思いがけないものに出会うことがあります。

 それは人物であったり、建物であったり、食べ物であったりします。

 三国の街を歩いているときに、それを見つけました。


 いとや提灯製造問屋さん

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 武生にも提灯を作っている苗田提灯屋さんがありますが、福井県内ではあまり作っているお店はありません。

 お店の中には色んな提灯が所狭しと列べられています。

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 小さい物から大きな物まで、色んな提灯が置いてありました。

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 ご主人に話を伺ったところ、忙しい時には朝から晩まで働く日が何日も続くことがあるんだそうです。

 人の技術に頼る手仕事だから仕方がないのかも知れません。

 また、提灯を作るお店が少なくなってきているのも注文が集中してしまう原因かも知れません。

 幸いなことに、いとや提灯店さんには跡を継いでくれるお子さんがいるとのことでした。


 三国を訪れた折にはちょっと立ち寄ってみてください。

 気さくなご主人が三国の歴史や色んなことを教えてくれます。


 お待ちしています。

 

 いとや提灯屋さんのある場所は
 いとや提灯

 住所は
 〒913-0045
 福井県坂井市南本町2丁目3−29
 TEL:0776-81-3574
 FAX:0776-81-3625







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2009年02月12日

紅梅液

 今庄は宿場町だったので、多くの旅人に親しまれてきた品物が今も残っています。

 そんな品物を造っている老舗のお店、高野由平商店さんを訪ねてきました。

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 お店にはいると、正面になんて書いてあるか私には読めない古い立て看板と、茶釜が置いてあります。

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 高野由平商店さんが造っているこの紅梅液は、良質の福井梅を推薦して砂糖漬けにし、5〜6年貯蔵して出来た琥珀色の果汁を精製したコクのある手作りの天然果汁で添加物は一切使っていません。

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 右にあるのが紅梅液で、左にあるのが高野商店のもう一つの商品である甘露梅肉です。


 これらの商品は大々的に造って販売しているわけではなく、進物用あるいは贈答用として使われています。

 私も買って飲んでみましたが、梅のエキスそのものといった味と甘くて、子供にはとても良いものだと思いました。

 もちろん添加物などは一切使っていないので、安心して飲めます。


 もし今庄に来られることがあったら、高野由平商店を訪ねてみてください。


 
 お待ちしています。












posted by 福井 県人(フクイ ケント) at 02:30| ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 特産品(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月30日

越前瓦((株)越前セラミカ)

 越前瓦の歴史は古く、福井県内では武生の味真野地区にある小谷城址から「ひろせ池上」と裏書きされた瓦が出土しています。

 小谷城織田信長の家臣佐々成正が築いたことから、その当時には池ノ上で瓦が作られていたと考えられています。

 しかし、瓦が一般に普及したのは明治以降で本格的に生産が始まったのもこれ以降です。


 そんな歴史がある土地で作られている越前瓦


 もう一つの会社を訪ねてきました。


 (株)越前セラミカ

 
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 いつものように、突撃取材をさせていただきました。


 隣にある武生配土工業共同組合からトラックで粘土を運んできます。

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 まだ湿っている瓦を成型し、自動工程で次々と作られていきます。

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 乾燥したら、釉薬の液に着けて・・・・・、

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 また乾かして・・・・・・、

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 炉で焼きます。

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 丸1日焼いた後は炉から出して、出荷を待つだけです。

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 殆どが自動化されていますが、もちろん人間の手で作っていく工程もあります。

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 豆 知 識

 福井県内の年間瓦製造枚数は1400万枚。

 その内、武生配土工業協同組合加盟6社は約3割のシェアを占めています。

 また、粘土は近くで採取できるものの有限であるために、北陸電力の石炭火力発電所から出る石炭灰を混ぜた粘土を加盟各社に供給しています。

 品質は粘土だけのものよりも向上し、コスト的にも見合っているそうです。


 新築や増改築をお考えの際には参考にしてください。



 武生配土工業協同組合加盟で新しい瓦を製造しているのは、以下の6社です。

 上島製瓦所(白崎町)

 梅原製瓦(広瀬町)

 越前セラミカ(池ノ上町)

 小原製瓦(池ノ上町)

 森田(四郎丸町)

 渡辺製瓦所(池ノ上町)













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2008年12月28日

越前瓦(渡辺初蔵製瓦)

 福井県内で作られている越前瓦

 名前は知っていても、どこで作られているのかを知っている人は少ないんではないでしょうか?

 実は私も知りませんでした。

 越前町には陶芸村があるので、そこらあたりかなと思っていました。

 それが先週の越前打刃物会館を訪れた後、何となく車を走らせていたときに煙突が目に入り、近づいて行ったらありました。

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 この道は何回も通っていたのですが、煙が出ていなかったので見過ごしていました。

 この煙突から出ている煙が目に入ってきたのです。

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 お仕事をしていた所は渡辺初蔵製瓦さん

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 早速お邪魔して、お話やどうして瓦が作られてくるのかを見せてもらいました。

 
 この炉で瓦を1日かけて焼きます。

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 中の火の具合を見るための穴です。

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 私がお邪魔したときは丁度焼き上がった瓦を出しているところでした。
 
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 瓦の元になる半製品をとなりにある武生配土工業組合さんから仕入れて・・・・・、

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 この機械で一枚一枚作っていきます。

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 それを乾燥させて、焼き上げると越前瓦ができあがります。

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 この瓦には雪国特有の、雪止めがあるのが分かります。


 こうして作られた瓦は後は出荷を待つだけです。

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 ご存じのように、瓦を焼くときには大量の石油がいります。

 最近は石油の値段が上がって利益がなかなかでないと言うことでした。

 この近くでも何軒かあった瓦工場も休止しているところや休業したところもあると言うことでした。

 
 渡辺初蔵製瓦さんでは、瓦の製造だけではなく、葺替工事一式も請け負っていますのでお気軽にご相談ください。


 お待ちしています。


 渡辺初蔵製瓦さんの住所は
 〒915-0873
 福井県越前市池ノ上町65-23
 TEL:0778-24-1065(工場)
   0778-22-3841(夜間)

 渡辺初蔵瓦
 クリックすると大きくなります。







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2008年12月10日

正月飾り

 ちょっと早いですが・・・・・・、

 お正月の用意は出来ましたか?

 先日今立にあるパピルス館に併設されたお店を訪れたときに良いものを見つけました。

 お正月の飾り物です。

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 家の玄関に飾るものですが、越前和紙で出来ています。

 ちょっとかっこいいと思いませんか?

 お値段の手頃で、1900円から3000円です。

 NHK昼どき日本列島でも紹介されたことがあるそうですヨ。

 
 ちょうどプレゼントには良いかもしれませんね。

 我が家の正月飾りはこの飾り物にしましょうか。


 











posted by 福井 県人(フクイ ケント) at 00:30| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 特産品(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする