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2019年01月03日

明けましておめでとうございます。

 明けましておめでとうございます。

 新しい年が始まりました。

 昨年は雪が多くて道を空けたり、除雪が大変だったんですが、今年は今のところ少ないお正月です。

 板取も冬支度が済んでお正月を迎えることが出来ました。

 雪が少ないので、あまり苦労しなくても家まで行けます。
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 玄関に正月飾りをつけて・・・・、
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 部屋には小さい鏡餅を飾りました。
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 このまま雪が少なければ頻繁に言って火を焚くことが出来ますが、雪が多ければそうも行きません。

 ここは平地と違って雪も多く、気温も低いのでなかなか溶けません。

 屋根には氷柱が下がっていました。
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posted by 福井 県人(フクイ ケント) at 18:19| 福井 ☁| Comment(0) | 北國街道 板取宿 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月01日

茅葺き屋根の補修

 茅葺き屋根は植物を使っているので時間がたてば腐ってきます。

 毎年少しずつ差し茅をして屋根を長持ちさせるようにします。

 それでもいつかは全部を取り替える必要がありますが・・・・・。

 この夏に隣の家で差し茅が行われました。

 家の裏側の差し茅です。
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 屋根には木が生えていました。
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 種が飛んできて根がついたんでしょうね。

 反対側から見ると・・・・。
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 こんな木が生えていたら屋根も傷みますね。

 屋根の上も相当痛んでいるように見えます。
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 腐った茅(ススキ)を取り除いて、新しい茅を敷き詰めます。
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 本来は針金は使わないんですが・・・・・、
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 これも時代の流れでしょうか。

 きれいに直りました。
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 お隣の屋根です。
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 この家は私が管理しています。

 屋根がきれいでしょ?
 
 茅葺き屋根の家はどうしても経年劣化していきます。
 
 その劣化を少しでも食い止めるためには、こまめな管理が必要です。

 窓を開けて空気を入れ換えたり、火を焚いて家の中を乾燥させたり・・・・などなど。

 管理不行き届きで崩れてしまっては元も子もありません。

 手間はかかりますが、昔の人がどのような生活をし、どのように暮らしてきたかを知ることは先人たちの尊厳を保つことだと思っています。




posted by 福井 県人(フクイ ケント) at 17:49| 福井 ☀| Comment(0) | 北國街道 板取宿 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月17日

壁の補修(板取の家)

 板取の家の水道管が凍って破裂してしまいました。

 冬には気温が氷点下まで下がるのを知っていたので、流しっぱなしにしていたんですが、何故か凍って破裂してしまいました。

 破裂しても凍っていれば水は漏れてこないんですが、春になって気温が上がると氷も解けるので、一気にあふれ出します。

 板取には毎日行ってはいたんですが、水は流していたのでまさか破裂するとは思いませんでした。

 水の勢いが強かったせいか壁は落ちてしまい、おまけに辺り一面水浸しになってました。

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 元栓を止めなければ水は止まらないわけですが、その元栓がある場所が雪の下。

 スコップで掘り起こしても正確にどこにあったのかは思い出せません。

 そして掘り起こすこと約30分。

 その間も水は流れ出していました。

 流れ出た土壁の泥をかき集めてバケツに入れ、あたり一面に広がってた泥水をかきだしました。

 その後、業者の方が来られて壁を修復してもらいました。

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 修復と言っても落ちたところだけに泥を塗るだけなので、全く色が違う壁になりました。

 時間が経てば囲炉裏の煙で黒くなっていくんでしょうけど、今のところはちょっとカッコ悪いです。

 破裂した配管は取り除いたのでもう水は出てこないと思います。

 色んな事が起こりますね。





posted by 福井 県人(フクイ ケント) at 15:14| 福井 ☁| Comment(0) | 北國街道 板取宿 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月26日

言うな地蔵

 今庄365スキー場を上っていくと『言うな地蔵』があります。

 言うな地蔵は北國街道沿いにあるお地蔵さんで、旅人にもうすぐ木の芽峠ですよと伝える役目もしていました。

 今でこそ木の芽峠には車で行けますが、当時は峠近くにあるので旅人しか知られていなかったことでしょうね。

 車を駐車場において、矢印方向に登っていきます。

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 登っていく距離は約100メートルくらいなので、10分も歩けば着きます。

 見えてきました。
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 屋根の傷みが激しいですね。
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 言うな地蔵の謂れ
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 言うな地蔵を後にして木の芽峠に向かいます。
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 この先に木の芽峠があります。
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 木の芽峠は四季折々の彩りが楽しめます。
 
 そんなに時間がかかる場所ではないので散策を楽しむには良い所だと思います。

 散策の跡にはスキー場内にある温泉につかるのもいいですね。
posted by 福井 県人(フクイ ケント) at 11:06| 福井 ☁| Comment(1) | 北國街道 板取宿 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月06日

国道から見る板取宿

 板取宿は国道365号線に隣り合わせなんですが、あまり訪れる人は多くありませdん。

 その理由は車を運転している時に視界に入らないからです。

 実際には少しは視界に入っていると思うんですが、道がカーブを描いていたり、家が道の上の方にあるからでしょう。

 写真で見ると目と鼻の先なんですが・・・・・。
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 崖の上に立つ家屋
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 改めて見るとこんな崖に建ってるんです。

 違う角度から見た家屋
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 国道から直接板取宿に登れる石段があるんですが、ほとんどの人はその存在を知りません。

 ここからの眺めも良いものです。
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 板取宿には大きなポテンシャルが隠れていると思っています。

 歴史上の人物がここを通って京や江戸、伊勢に向かいました。
 
 歴史の掘り起こしを行っていけば、戦国時代からの時間の流れが続いていると思います。

 今では忘れ去られた宿ですが、再び蘇ることを願っています。

 
posted by 福井 県人(フクイ ケント) at 19:22| 福井 ☔| Comment(0) | 北國街道 板取宿 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月02日

もう一つの兜作り

 栃の木峠を過ぎて中の高地に向かう途中に板取と同じような作りの家が残っています。

 その家にはもう人が住んでいる気配は無いんですが、はっきりと兜作りの屋根が分かります。

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 正面から見ると・・・・。
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 二階に窓があって、それとすぐに分かります。

 放置されて随分と経っていると思うんですが、材料が良いものを使っているので、なかなか崩れないんでしょうか。
 
 この家の他には廻りに家は無く、随分と寂しい暮らしだったのかもしれません。

 雪さえなければ、過ごし易かったのかもしれませんね。

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posted by 福井 県人(フクイ ケント) at 22:12| 福井 ☔| Comment(0) | 北國街道 板取宿 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月30日

栃の木峠

 雪崩の恐れがあるため、冬季間は栃の木峠を抜ける道(国道365号線)は閉ざされます。

 例年なら3月いっぱいまでの閉鎖ですが、今年は積雪が多かったので開通日が4月27日まで伸びました。

 それで久しぶりに峠まで行ってみました。

 道路の真ん中にコンクリートブロックを置いて通行を止めます。
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 右に行けば敦賀へ、左に行けば栃の木峠に行けます。

 細い道が上までくねくねと続いています。
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 これでも国道です。

 道沿いの杉林
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 斜面が急こう配なのが分かります。

 斜面にはまだ雪が残っています。
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 この大木が峠の名前の由来の木(栃の木)です。
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 栃の木峠の由来が書かれていますが、ちょっと字が細かすぎました。
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 峠から板取の方向を臨みます。
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 滋賀県側にあるスキー場
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 江戸時代の栃の木峠は北陸各藩の参勤交代の道として使われていました。
 
 今でこそ道はきれいに舗装されていますが、昔はもっと急な道で険しかったんだと思います。

 それに交通手段はもっぱら徒歩だったので時間が現在より余程掛かったと思います。


posted by 福井 県人(フクイ ケント) at 21:47| 福井 ☁| Comment(0) | 北國街道 板取宿 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月23日

雪囲いの取り外し

 板取にも遅い春がやってきて、雪囲いを取り外しました。

 今年の冬は積雪が2メートルくらい積って、今までの雪囲いでは完全に防ぐことは出来ませんでした。

 それでも3月になると雪はその溶ける速度を速めて、今ではすっかり春の装いです。

 玄関前の雪囲い
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 外すと光が家の中に入ってきます。
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 南側の雪囲いも外しました。
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 北側にはまだ雪が残っていました。
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 この作業でようやく家の中に風邪が入ってくるようになります。

 茅葺きの家は乾かすことが一番大事なことで、それをしないと長持ちしません。

 昔の人はそんな作業も苦労とは思わずに毎年行ってきたんですね。

 これでスッキリしました。
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posted by 福井 県人(フクイ ケント) at 11:17| 福井 🌁| Comment(0) | 北國街道 板取宿 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月05日

屋根のコケ取り

 茅葺きの屋根はススキで葺いているので、年月とともに腐っていきます。

 この腐る速度は年と共に早くなっていきますが、その速度は手入れの仕方で変わってきます。

 屋根にコケが生えてくるのも速度を速める原因の一つです。

 それでコケ取りを定期的に行う方が長持ちするんです。

 雪がまだ残っている3月にそのコケ取りが行われました。

 梯子を屋根にかけて行います。
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 屋根の下にはブルーシートを広げて、落としたススキが集められるようにしいておきます。
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 こちら側の屋根も・・・・・・、
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 高所作業なので、注意が必要です。
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 他の家でも行われました。
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 今まではなかなか予算の関係か行われませんでした。
 
 腐ったら吹き替えるという方法もありますが、これだけでは屋根は保護されても家の中までは守れません。

 家は人が住んで初めて生きてくるので誰かが住むか、こまめに火を焚いたり、空気を入れ替える必要があります。

 手間ですが、こうすることによって次の世代まで引き継げると思っています。

 単に茅葺き屋根の家を持っているというだけでは、何の役にも立ちません。

 今後は、どうすれば次世代に良い状態で引き継げるのかを模索して行くことになります。

 今に生を受けたものにとっての仕事だと思います。
posted by 福井 県人(フクイ ケント) at 08:18| 福井 ☀| Comment(0) | 北國街道 板取宿 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月30日

今年の冬

 今年の雪は例年になくよく積もりました。

 2メートルは積もったでしょうか。

 いつもは1メートルくらいの積雪です。

 板取は峠(栃の木峠)の近くにあるので平地よりも積雪は多いです。

 宿の中の道は除雪されないので雪で道が消されてしまっています。

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 ここからは完全に道はかき消されてしまっています。
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 雪国の必需品『かんじき』
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 川の水で溶けているはずの雪が溜まってます。
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 入口付近の状況
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 雪が中に入り込みそうです。

 上を見上げると・・・・、
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 今にも落ちてきそうな雪が屋根に積もっています。

 落ちてきた雪の下になると、大怪我をしてしまいます。

 家の中に入ると・・・・・、



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posted by 福井 県人(フクイ ケント) at 22:31| 福井 | Comment(0) | 北國街道 板取宿 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする