福井県の情報はここからどうぞ。(お祭りやお泊まり、食事処などが分かります)
 今庄の情報はここからどうぞ。
 今庄観光協会の公式ページ(河野観光協会、南越前町観光サイトなど)を紹介します。
 板取宿の情報はここからどうぞ。

2007年07月28日

高村刃物製作所(越前打ち刃物)その2

 ステンレスの包丁って切れないと思っていませんか?

 私もそう思っていましたが、今のステンレスの包丁は鋼の包丁と同じように実によく切れるんですよ。


 ステンレスの包丁って研げないと思っていませんか?

 今のステンレスの包丁は普通に研げるし、研げば以前のように切れ味は戻ってきます。

 ただ、普通に使っているだけなら1年に1回研ぐだけでいいようです。

 ずいぶんと刃物に使われるステンレスの特徴も変わってきました。

 高村刃物さんが使っている鋼材はあるところから仕入れているのですが、その会社も武生にありますのでいずれ紹介したいと思います。


 さて、高村刃物さんですが、所在地は刃物工業団地の一角にあります。

 高村刃物さんの工場の前景です。
 takamurahamono 07-000.JPG


 高村刃物さんでは試作品を作って日夜研究を重ねているそうです。

 この箱の中に入っているものが試作品で、これを使ってどのようにして刃物を作っていくかを見せてもらいました。

 takamurahamono 07-101.JPG


 まず、大きな砥石で荒削りをして・・・・・、
 takamurahamono 07-102.JPG

 最後には非常に細かい砥石(?)で仕上げます。
 takamurahamono 07-104.JPG

 
 この後、バリという刃先に着いている残りの鋼材をとった後。新聞紙を切ってみましたが、実によく切れました。

 
 また、実際に包丁の刃をセメントにあてて切れなくした後、砥石で研いで切れ味を試しましたが、これもまたよく切れるようになりました。

 takamurahamono 07-105.JPG

 砥石の荒さは3000番と言うことでしたが、素人の私にはどれくらい細かいのかはわかりません。

 
 工場の中にはほかの工場では見られないようなものが置いてありました。
 takamurahamono 07-106.JPG

 この中には塩(塩化バリウム?)が入っていて、この中で包丁などを熱処理するんだそうです。


 如何でしたか?


 たかが包丁、されど包丁、ですね。


 私的に残念なのは、高村刃物さんで作っている刃物はすべて問屋さんに卸しているので、高村刃物の名前が前面に出てこないところです。

 
 すばらしい刃物を作っているのに、自分を名乗れないような気がして残念です。


 もし、高村刃物さんの包丁がほしい方は打ち刃物協会に問い合わせてください。

 そこでは包丁が確保できると思います。

posted by 福井 県人(フクイ ケント) at 00:43| ☁| Comment(5) | TrackBack(0) | 特産物(越前打ち刃物) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ケントさん、すごいね!
こんな会社が福井県内にはたくさんあるんでしょうね。
福井の人はふくいのことを知らな過ぎると思いませんか?

西川くんに言って、表彰状を出してもらいましょう^^;
Posted by たつや at 2007年07月28日 01:00
たつやさんへ

私だって偉そうなことは言えません。
ブログを書き始めてからいろんなところに行って、いろんな人と出会って初めて知ったことが多いのですから。

でも、福井を離れてがんばっている福井県人に少しでも誇れる話題を提供できればいいなと思います。

福井県出身と言うだけで恥ずかしい思いをしてほしくないですから。

ですから、私のブログを読んでもらって、福井県のいいところを少しでも紹介してくれたらと思いつつ書いています。





Posted by ケント at 2007年07月28日 22:52
こんにちわ                  私は,あなたと同じ福井県民です!あなたの苦労がよくわかりました。これからもがんばって下さい。
Posted by みじゅりん at 2013年04月17日 18:20
こんにちわ 私は,あなたと同じ福井県民です!あなたの苦労がよくわかりました。これからもがんばって下さい。
Posted by みじゅりん at 2013年04月17日 18:21
みじゅりんさんへ
 コメントありがとうございます。
 これからもがんばります。
Posted by ケント at 2013年04月21日 07:07
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック