板取もその例外ではなく、住んでいる人にとっては大変な環境になりました。
集落に入る道は歩いた跡がありません。
道なき道を雪をかき分けながら進んでいきます。
水の流れが少なくなったので、雪もあまり溶けません。
ここが入口です。
歩いた跡
だいぶ積もってます。
家の中に入ると、ガラス窓にまで雪が入り込んでいました。
窓から見える国道365号線
冬の必需品『かんじき』
これを履けば歩きやすくなります。
雪が屋根に迫ってきています。
二階の窓も見えなくなっています。
板取は越の国の最南端にある集落です。
隣の集落までは1里（4キロ）以上ありました。
昔の移動手段は徒歩だったので、病人が出た場合にはただ春を待つだけだったんでしょうか。
今では考えられない位に不便だったと思います。
そんなに不便だったにもかかわらず、昭和の時代まで人が住んでいました。
今では４軒の家が残るだけですが、後世に残していきたいものですね。
何不自由ない生活が出来るからこそ、昔の人の苦労を知ることも必要だと思います。
