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2017年05月13日

多田寺

 久しぶりに小浜に行きました。

 会社勤めをしていた時には小浜は近くだったので良く行ったんですが、辞めてからは数えるほどしか行ってませんでした。

 街並みはさほど変わっておらず、記憶を取り戻すのにそんなに時間はかかりませんでした。

 国道27号線で舞鶴方面に向かって走ると看板が多田寺の方向を示しています。

 その看板通りに素直に走ると多田寺の小さな山門があります。
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 近くに車を停めて歩いて行くと大きな本堂が見えてきます。

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 奈良時代、孝謙天皇の勅命により創建と伝承されています。
 本尊の木造薬師如来立像(重文)は眼病に霊験あらたかといわれ、特に春秋の彼岸には「多田のお薬師さん」参拝で賑わいをみせます。
 また、木造十一面観音菩薩立像(重文)は孝謙天皇を模したと伝えられ、穏やかな微笑みを浮かべた表情が印象的です。

 本堂の扉は閉まっていました。
 tadaji  (4).JPG

  本堂は鍵がかかっているんですが、管理する人がどこかに置き忘れたために中に入ることは出来ませんでした。







 屋根の曲線が美しいカーブを描いています。
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 帰る時に見える鐘楼と山門。
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 謂れ
 山号石照山。高野山真言宗。天平勝宝元年(749)孝謙天皇の勅命によって勝行上人が創建したと伝えられ、12坊の塔頭があったといわれています。江戸初期に火災に遭い、今の本堂は江戸時代文化4年(1807)のものです。
 厨子に安置されている本尊薬師如来、十一面観音、菩薩立像の3体は、いずれも平安時代初期に若狭で作られた桧材の一木造で重要文化財の指定を受けています。
 これらの像は、通常の平安時代初期の像とは趣が異なり、天平的手法を幾分踏まえながら新しい技法様式を求めて造像されています。
 また、十一面観音が若狭地方で作られたということは、日本に密教が布教されていった平安時代初頭には既に、若狭では密教受容の社会基盤がつくられていたことを示しています。
 この十一面観音像は歴史資料としても価値が高いといえます。
 県指定文化財、平安後期作の木造阿弥陀如来坐像(三躯;像高144.5cm、他の二躯は91.5cm)を所蔵しています。

 住所
 福井県小浜市多田27-15-1
 TEL.0770-56-0894
 拝観料 400円

 地図





posted by 福井 県人(フクイ ケント) at 23:51| 福井 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 神社仏閣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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