今は誰も住んでいませんが、昭和40年までに住民は全員この地を離れました。
明治40年ごろには17軒、昭和40年ごろには10軒となってしまいました。
村を離れた理由は明治時代の洪水とこれに伴って生活の糧である木の伐採が保安林に指定されてしまったために制限されたことです。
村を離れた人の中には北海道に移住した人もいました。
広野ダムの奥に大河内はあります。
林道を進んでいくと集落の入口の道端に石碑が立っていました。
見ると日露戦記念碑と書いてあります。
確かにここには集落があったようです。
川の曲がり角にはコンクリートで補強されています。
これも人が住んでいた証拠です。
川に架かる橋
左側にも道があり住宅があったようです。
堰堤
むかし洪水が発生したので防ごうとした形跡ですね。
放置されてたトラック
壊れ具合で積雪量が半端ないように思われます。
村の外れに生えていた杉の木
枝打ちされてないので長い間人の手がかかってないことが分かります。
斜面に生えている木々は雪の重みで真直ぐに生えられず曲がってしまいます。
石垣の上に植えられた杉の木。
川に掛けられた木の橋
猟師の方が架けたものでしょうか。
後で小屋を建てた人がいるようです。
ここに家があった人が建てたものなんでしょうか。
旧今庄町は山の中にある町でした。
いくつもの集落が廃村になっています。
山中、高倉、芋が平、岩屋、二つ屋、大鶴目、古鶴目、そして大河内。
これだけの集落が廃村になりました。
時代の流れと言えばそうですが、洪水や大雪などの自然災害が及ぼした影響は大きかったと言えるでしょう。
