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2015年04月25日

柿の接ぎ木体験

 今庄の特産品である吊し柿。

 この吊し柿の気は高齢化(?)が進んで大木になっています。

 やはり勢いが良いのは若い木ですが、人間の方も高齢化が進んで剪定して樹勢を保つことが難しくなってきています。

 吊し柿用の柿の木は長良柿という品種ですが、今庄だけでしか使われないので苗木が売っていません。

 そこで柿の木を増やすには自分たちで接ぎ木をして増やしていかなければいけません。

 その接ぎ木の講習会が先日行われましたので参加してきました。

 参加者は約12〜3名でした。

 tsugikikoushuukai (1).JPG
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 県の農林事業所の方から説明を受けました。
 tsugikikoushuukai (3).JPG

 参加者は全員高齢者の方々ばっかり!!

 接ぎ木をする場所を決めて枝を切ります。

 tsugikikoushuukai (7).JPG
 普通はここで枝を切りません。

 どの様に接ぎ木するかを見てもらうためにこの枝で行いました。



 接ぎ木する小枝の皮をナイフで切って・・・・、
 tsugikikoushuukai (5).JPG

 台木の皮と木の部分の間に差し込みます。
 tsugikikoushuukai (9).JPG

 大きな木の場合は複数本の接ぎ木を差し込みます。
 tsugikikoushuukai (10).JPG

 接ぎ木と台木を固定するためにテープできつく巻き付けます。

 こうして2週間ぐらいで新しい目から葉っぱが出てくれば接ぎ木は成功です。

 台木を切ってむき出しになった部分には腐らないようにボンドなどを塗っておくと言いそうです。

 やっているのを見ているときには簡単そうに見えますが、自分がやってみるとこれがなかなか難しい。
 
 台木に差し込んだ接ぎ木から新しい芽が出てきても実際に実がなるまでには後数年かかります。

 こうやって昔から何年もかけて吊し柿を守ってきたんですね。

 昔の人は偉い!!

 私も微力ですが守っていこうと思います。


posted by 福井 県人(フクイ ケント) at 01:00| 福井 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 体験する | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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