さる２月１５日に南今庄の円覚寺で数珠くりという行事が行われました。
数珠くりというのは信者が長い数珠をお経をあげながら回すのですが、途中で引っ張り合いをするというものです。
数珠を回すのは全国にもあるそうなんですが、引っ張り合いをするのは珍しいそうです。
ちなみに勝ち負けはありません。
南今庄は全世帯が浄土宗なのでその行事です。
また、この行事は浄土宗の中でも珍しいそうで久しぶりに参加したその日にはテレビ局が撮影に来ていました。
その様子をお届けします。
会場の円覚寺
檀家の方々が集まってきました。
まずはお経をあげて・・・・・、
長い数珠を敷いて・・・・、
お坊さんも交えて鐘に合わせて南無阿弥陀仏を唱えながら数珠を回します。
そして感極まった時に引っ張り合います。
この時数珠を繋いでいるロープが切れることも以前はあったようです。
またロープが伸びて数珠玉に手を挟めることもありました。
引っ張り合いは一度で終わるのではなく、何回か繰り返します。
この日は３回行われました。
どちらが勝ってもなんのご褒美も無く、ただ引っ張り合うだけです。
その後は、団子を巻いて、それをみんなで取りあって帰りました。
小さな集落に残る小さな行事です。
いつ頃から始まったのか走りませんが、集落全戸が浄土宗だから残ってきたのかもしれませんね。
