この集落には道路がありません。
あるのは急峻な坂と階段だけです。
この集落を知ったのはそんなに昔ではないのですが、ずっと興味を持っていました。
なぜこんなところに集落が出来たんだろうかと。
米がとれるような田圃はなく、しかも山も急峻です。
それが小さな谷川に集まるように家々が建っています。
海に突き出した駐車場からの集落の眺め。
谷川に沿って道を上っていきます。
途中で上ってきた道を振り返ると・・・・・、
その急峻さが分かります。
お寺の屋根もこんなに下になっています。
わずかな場所に作られた畑
上るに従って屋根より高くなります。
こちらは逆に屋根より下って行きます。
キュウリを作っているおじさんに聞いたところ、ここには若者が住んでいなくて年寄りばかりだということでした。
家の近くまで車が来れるわけじゃなく、しかも階段と急な坂しかないんですから不便ですね。
昔の話を伺ったんですが、米を作る田んぼは山向こうにあったそうです。
山向こうといっても、今では国道８号線を越えて行かないといけないそうですが。
今では当然誰もそのようなところでコメは作っていなくて、放置されてるということでした。
それと、家を直したりするのに材料が運べないのでもう直せないと言っていました。
でも高いところから見る景色は美しく、河野のカプリ島のようだと感じました。
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