鵜の瀬（お水送り）

　３月２日に行われる「お水送り」は全国に放送されてとても有名です。

　ですが、その行事はどこで行われているのかを知っている人は少ないのではないでしょうか。

　そこで、今日はその場所をご案内します。

　まずは場所ですが神宮寺沿いに流れている遠敷川の上流にあります。

　
　テレビなどで紹介されるのは下の写真のようにほとんどが夜なので周囲の様子はほとんどわかりません。

　
この写真と紙人形は近くにある資料館で撮りました。


　で、実際はというと・・・・・・・。

　

　右側に神事を行う人たちがたち、松明の明かりの下で川に水を注ぐのです。

　写真に左側に、小さいですがしめ縄が張ってあるのが見えるでしょうか？

　このしめ縄の下にある岩のくぼみから水がしみ入って奈良の東大寺まで水が送られるのです。

　そのことがこの由緒書きに書かれています。

　


　この神事が行われるそばを通っている道は、京都への海産物を運ぶ鯖街道でもありました。

　


　遠敷川の上流にはちょっとした公園があるのですが、そこには名水が汲めるようになっています。

　


　神宮寺を訪れた際には、ちょっと足を伸ばして鵜の瀬まで行ってみてはどうでしょうか。
　

　お待ちしています。