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2006年10月18日

神宮寺(小浜市)

 お水送りのお寺神宮寺に行ってきました。

 私が訪れたのは紅葉の季節でもなく、早春でもなく、冬でもない秋の日だったので、人影はまばらでした。

 重要文化財の本堂です。
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 ちょっと違った角度でとってみました。
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 本堂の脇にはお水送りに使われる水がわいている泉がありました。

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 中には水が飲めるようになっています。
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 本堂の回廊にたって周りを眺めると木々が生い茂っていて、春には新緑が、秋には紅葉が楽しめるように思いました。

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 本堂の近くにはわらぶき屋根茶室が建っています。
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 茶室から見える本堂です。
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 お水送りとお水取り

 西暦710年、奈良の平城京が造られ聖武天皇ご在位の752年春に東大寺において国家を挙げての盛大な大仏開眼供養が行われた。

 若狭ゆかりの「良弁僧正」が、その初代開祖といわれている。

 若狭神宮寺に渡ってきたインド僧「実忠」はその後東大寺に二月堂を建立し、大仏開眼の二ヶ月前から天下世界の平和を願い、十四日間の祈りの行法を始められた。

 「修二会」と呼ばれるこの行の初日に、実忠和尚は「神名帳」を読み上げられ、日本国中の神々を招かれ行の加護と成就を請われたが、若狭の「遠敷明神」だけが漁に夢中になって遅れ、三月一二日、修二会もあと二日で終わるという日の夜中に現れた。

 遠敷明神はお詫びとして二月堂のご本尊にお供えする「閼伽水」を献じられる約束をされ神通力を発揮されると地面をうがちわり、白と黒の二羽のが飛び出て穴から清水が湧き出した。

 若狭の根来白石の川渕より地下を潜って水を導かせたと伝えられている。

 この湧き水の場所は「若狭井」と名付けられ、川渕は「鵜の瀬」と呼ばれるようになり、古来より若狭と奈良では地下で結ばれていると信じられてきた。

 その若狭井から「閼伽水」を汲み上げて本尊にお供えする儀式が、大和路に春を告げる神事「東大寺二月堂のお水取り」 
であり、その神事を護り伝える行事が若狭路の「お水送り」である。


 明日はお水送りの行事が行われる「鵜の瀬」をお知らせします。


 少しはお役に立てたでしょうか?

posted by 福井 県人(フクイ ケント) at 22:54| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 嶺南の観光地 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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