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2010年05月13日

桝田屋 光生(陶芸家)

 日本六古窯の一つの数えられている越前焼

 その歴史は古く平安時代末期にさかのぼることができるそうです。

 今では焼くのに電気を使ったり、ガスを使ったりする方法がありますが、昔ながらの登り窯で今も焼き物を作っておられる方がいます。

 今回はその方を紹介します。

 桝田屋 光生さん。

 桝田屋さんは武生市(現在の越前氏)生まれで昭和50年に曽原町に桝田屋窯を開窯して現在に至っています。

 桝田屋さんを知ったのはたまたま越前市白山地区で行われている「コウノトリを呼び戻す農法米」の田植え状況を取材に来た時に、近くの農家の人から昔ながらの登り窯で焼きものを作っている人がいると聞いたからでからでした。

 その場所はそんなに離れていなかったので、すぐに出かけてお話を伺うことにしたのです。

 そしてその窯はすぐにわかりました。


 外見は普通の作業小屋のようです。

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 窯の入り口にはたくさんの薪が置いてあります。
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 登り窯はこんな風になっています。
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 窯の上には神棚があります。
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 窯の中は階段状になっていて、そこに焼き物を置くようになっています。
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 窯の隣はギャラリーになっていて、そこでお話を伺いました。
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 作品が所狭しと並べられています。

 越前焼と言えば大きなつぼを想像します。
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 説明をして下さった桝田屋 光生さん
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 今では焼き物を焼くのに電気やガスを使えば簡単に家でも出来ますが、のぼりが出焼く場合には薪代がばかにならないそうで、1回火入れをすると約30万円くらいかかるそうです。

 ですから年に3回くらいしか焼けないそうです。


 今年の8月に金沢香林坊 大和アートギャラリーで個展を開くそうでその作品を作るのに6月ごろに火入れをするということでした。

 その時にはまた伺って、どのような風に行うのかを取材したいと思います。

 お楽しみに!!

 桝田屋窯のある場所は
 〒915-1241
 福井県越前市曽原町27
 TEL:0778-28-1881

 場所は 
 



 追記
  以前この桝田窯で登り窯の中で行われる温度変化などを解明するという試みが(独)日本原子力研究開発機構 敦賀本部にて行われ、その模様はDVDに収められています。

 内容は
 1.越前古陶への挑戦
 2.酸化と還元
 3.自然結釉
 4.窯焚きの終了

posted by 福井 県人(フクイ ケント) at 04:54| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 越前焼き(作家) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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