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2009年05月01日

鹿の落とし物

 今庄は農業と林業の町です。

 今でも多くの人は田んぼや山を持っています。

 山に杉の木を植えて孫の代になってその木を売って家を建てたり、現金に換えたりすることが出来るので、山に杉の木を植えることが山を守る者にとっての勤めでした。

 今は、外国からの輸入される木で国内で生産される木は高くてとても太刀打ちできません。

 それで山はほったらかしにされています。

 私の家にも少しだけれど山があって、杉の木が植えてありますが、余り手入れをしていません。

 理由はお金をかけてもそれ以上に売れるのかが分からないからです。

 ですが、ほっておけば更に荒れるだけなので、下刈りや枝打ち、間伐を行うことにしました。

 杉の木は雪が多く降ると枝に付いた雪の重みに耐えられずに折れてしまいます。

 4,5年前の大雪の時には福井県内でも何本も折れました。

 杉の木は折れてしまうともう商品価値はなくなるので、切ってしまわないといけないのですが、あまりにも折れた木が多いのと、お金がかかるのでそのまま放置してある山が殆どです。

 私の山もそうです。

 それで山林組合の人に頼んで、山に入って見てきました。

 山は想像以上に木が折れていて、傷んでいました。
 
 山の境界線を確認しながら見回るんですが、これが想像以上になかなか大変な作業。

 平地を歩くんじゃなくて、境界となっている尾根や谷を確認しながらの上り下りは疲れます。

 
 そんな確認作業を終えて、山を下ってきたときに見つけました。

 鹿の落とし物。


 shika 09-000.JPG


 落ちていたのは一本だけだったので、もう一つあるはずだと思いあたりを探したんですが・・・・・・、ありませんでした。

 同時に二本落ちるとは限らないので、どこか違うところに落ちているんでしょうね。

 この角は枝が4本出ているので、4才の鹿だと思います。

 あたりには、鹿かカモシカか猪か分からない足跡が幾つもありました。

 shika 09-001.JPG


 山を歩いているとこんな落とし物に出会えるときがあります。

 秋には立ち枯れした木々から花が咲くように出てくるキノコ。

 こんな恵みを山の自然は私たちに運んでくれます。


 林業と農業、どれも今は衰退していますが、きっとその良さが理解される日が来ることを信じて・・・・・・。


 その良さを知ってもらうために、書き綴っていきます。


posted by 福井 県人(フクイ ケント) at 00:54| ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | オラの日記と嫁日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。
鹿の角、びっくりしました!
この角が毎年生えかわるというから、
鹿の生命力はすごいです!
ランキング、ぽちっ!
Posted by hiro at 2009年05月01日 09:43
hiroさんへ

私も初めての経験でした。

話には聞いていたんですが、まさか目の前に角が落ちているなんて!!!!

そっそく拾って家に持ち帰ったんですが、嫁はんは余り興味がないみたいでした。
 ばい菌がいっぱい付いているから、家の中に入れてくれるなと言い渡されました。
Posted by ケント at 2009年05月03日 04:10
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