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2008年12月30日

越前瓦((株)越前セラミカ)

 越前瓦の歴史は古く、福井県内では武生の味真野地区にある小谷城址から「ひろせ池上」と裏書きされた瓦が出土しています。

 小谷城織田信長の家臣佐々成正が築いたことから、その当時には池ノ上で瓦が作られていたと考えられています。

 しかし、瓦が一般に普及したのは明治以降で本格的に生産が始まったのもこれ以降です。


 そんな歴史がある土地で作られている越前瓦


 もう一つの会社を訪ねてきました。


 (株)越前セラミカ

 
 seramika 08-000.JPG


 いつものように、突撃取材をさせていただきました。


 隣にある武生配土工業共同組合からトラックで粘土を運んできます。

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 まだ湿っている瓦を成型し、自動工程で次々と作られていきます。

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 乾燥したら、釉薬の液に着けて・・・・・、

 seramika 08-005.JPG

 また乾かして・・・・・・、

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 炉で焼きます。

 seramika 08-007.JPG

 丸1日焼いた後は炉から出して、出荷を待つだけです。

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 殆どが自動化されていますが、もちろん人間の手で作っていく工程もあります。

 seramika 08-009.JPG



 豆 知 識

 福井県内の年間瓦製造枚数は1400万枚。

 その内、武生配土工業協同組合加盟6社は約3割のシェアを占めています。

 また、粘土は近くで採取できるものの有限であるために、北陸電力の石炭火力発電所から出る石炭灰を混ぜた粘土を加盟各社に供給しています。

 品質は粘土だけのものよりも向上し、コスト的にも見合っているそうです。


 新築や増改築をお考えの際には参考にしてください。



 武生配土工業協同組合加盟で新しい瓦を製造しているのは、以下の6社です。

 上島製瓦所(白崎町)

 梅原製瓦(広瀬町)

 越前セラミカ(池ノ上町)

 小原製瓦(池ノ上町)

 森田(四郎丸町)

 渡辺製瓦所(池ノ上町)













posted by 福井 県人(フクイ ケント) at 09:14| ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 特産品(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 突然のコメント記入をお許し下さい。
 実は”越前瓦”の発祥歴史を知りたくて調べている知人がおりますが、噂だけで物証拠が見つからないものですから困っています。
 ”越前瓦発祥”の資料等をご存知でしたらご紹介頂けないでしょうか?
 メール頂ければ幸いに思います。
Posted by eiyan at 2011年04月20日 00:28
eiyanさま

申し訳ありませんが知りません。
ひょっとすると、武生公会堂に尋ねれば何かわかるかもしれません。
公会堂の常設展には屋根に載せる瓦が展示されていますので。



Posted by ケント at 2011年04月23日 05:19
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