福井県の情報はここからどうぞ。(お祭りやお泊まり、食事処などが分かります)
 今庄の情報はここからどうぞ。
 今庄観光協会の公式ページ(河野観光協会、南越前町観光サイトなど)を紹介します。
 板取宿の情報はここからどうぞ。

2008年12月27日

柴田氏庭園(2008初冬)

 丁度1週間前の小春日和に敦賀に行き、柴田氏庭園に行ってきました。

 何日か前に柴田氏庭園がその持ち主から敦賀市に寄贈されたという記事を新聞で読んだからです。

 今までは個人の所有物であったが故に補修も出来ず、言わば野ざらし状態でした。

 それが敦賀市の所有になったので、保存も充分にされるのではないかと考えたわけです。

 それで現状を見に行ってきました。


 表門は昔と変わらない佇まいです。

 shibata 08-000.JPG

 雪対策として、木々には雪釣りがしてありました。
 
 shibata 08-001.JPG

 shibata 08-002.JPG

 入場者向けのパンフレット置き場は昔と変わらず、ちょっとくたびれています。

 shibata 08-003.JPG


 流石に国指定の庭園だけあって、日本の庭園美を感じさせます。

 shibata 08-004.JPG

 shibata 08-006.JPG


 訪れたときには庭師さん達が、雪対策に木々の世話をしていました。

 shibata 08-005.JPG


 ですが、悲しいこともありました。

 昨年までは、本宅の裏に蔵があったんですが、屋根が抜け落ちていたりして補修できなかったんでしょうか、基石だけが残っているだけでした。

 shibata 08-008.JPG

 その蔵の屋根を葺いていたであろう瓦が、庭の片隅に野積みされていました。

 shibata 08-009.JPG


 本宅も裏に回れば鉄パイプで補強されており、辛うじてその原形をとどめているといった感じです。

 shibata 08-007.JPG
 
 
 この柴田氏庭園は補修されていくのでしょうが、もう少し早くに手を打っていれば・・・・・・と思うと残念でなりません。

 歴史ある建物ほど人の愛情が必要になります。

 大事にしなければ・・・・、後世に残しておかなければ・・・・・、との思いは、建物に伝わります。

 その思いが希薄になれば、建物も必要とされていないんだと感じて朽ちていくものだと思います。


 今からでも、その思いを柴田氏庭園に注いでいただきたいと思います。

 将来に禍根を残さないためにも・・・・・・。

 










        
posted by 福井 県人(フクイ ケント) at 09:29| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 嶺南の観光地 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック